書籍「インフラエンジニアの教科書」
新人教育も兼ねて提供いただいた 佐野氏の著書「インフラエンジニアの教科書」を読了したので感想を兼ねて投稿します。
通読中、最初に出てきた感想は「エッセイ本を読んでいるみたい」でした。今まで技術の解説サイトなど、いろいろと目を通してきましたが、みな一様にテクノロジーについて淡々と解説するものであり、小難しいという印象を持つことも多々ありました。しかし、本書に関しては概念の説明+著者の視点がセットで記載されていることにより、文章に人間味があり、ところどころに記載された体験談が読み物として読みやすいという印象を受けました。
また、徹底的にインフラシステムを導入する側の目線で書かれた文章構成が今後インフラエンジニアとして活動していく自身を投影しやすく、「最適なシステム構成とはなにか」を改めて認識しなおすきっかけとなりました。
さて、ブログを投稿するにあたり、本書を読み直した際に1つ発見がありました。それは、現在業務で関わっているバックアップ技術の項目が1度目に読んだ時よりも鮮明に理解できたことです。考えてみれば当たり前ですが、本書の中にも「技術力=知識×経験」とあるようにバックアップ技術における「経験」が自身の中に蓄えられた状態で読むことで解説された内容を真に理解することができたのです。
これからのエンジニア人生のなか、1年後、2年後の今よりも経験を蓄えた自身が再度、本書を読んだとき、どのような発見があるのか今から楽しみにしながら精進したいと思います。
