株式会社タフス

最近読んだ本

最近読んだ本を2冊紹介します。

享徳の乱 中世東国の「三十年戦争」 (講談社選書メチエ) 峰岸純夫 (著)

プレ戦国時代、もしくは専門家の中では応仁の乱ではなくこちらを戦国時代の始まりとする重大な戦争である割に知名度が高くない享徳の乱についての新書。

2冊目に紹介する本も含め、ゆうきまさみ先生の漫画「新九郎、奔る!」の知識増強のために買ったと言っても過言では無い。プレ戦国時代の関東史は非常に複雑だが面白く、他にも数冊読書済み。

今川氏滅亡 (角川選書) 大石 泰史 (著)

今川氏といえば、フツーの人は義元、KOEI好きなら氏真、大学受験で日本史を選択していれば『難太平記』の今川了俊あたりが思い浮かぶところだが、本書は戦国今川氏の興りから、領国滅亡までを概観している。

新九郎(伊勢盛時 aka 今川早雲)の実姉の嫁ぎ先が今川家の当主であり、戦国大名・後北条氏の成立に今川家との関係は切って離せないため、良い知識増強となった。