株式会社タフス

SWIM

今日は水泳について書こうと思います。

水泳のいいところは、競技の際に集中しやすいところだと思います。
水中に飛び込んだ瞬間、一気に集中モードに切り替わることができるからです。
水の温度と感触が、集中という条件反射を一瞬のうちに加速させます。
水面が日常との固い隔たりをつくり、できるだけ速く前に進むことだけに気持ちを向かわせてくれます。

空中に比べて、競争相手との差も認識しづらいし、景色はほとんどプールの中か水面、それかせいぜいプールサイドか天井だけです。
息継ぎごとに一瞬ずつ聞こえる歓声だけが、外界からの刺激です。またそれは、遠く離れたコースを泳ぐライバルの状況をも時に表しています。

競争相手も恐らく同じ感覚なので、この感覚が自分だけに有利に働くことはないですが。

陸上トラックでのピストルの合図も、気持ちを切り替えるスイッチとしては強いですが、競泳の飛び込みには敵わないでしょう。

近年、世界水泳や水泳部が活躍する青春映画を観る機会がありましたが、それを見る度にあの感覚が思い出されると同時に、才能に羨み、途中から嫌気がさしてしまった後悔を少しだけ感じてしまいます。

でもこれからまた、とりあえずメタボ対策や体力増強のため、時間があるごとに泳いでみたいと思います。