株式会社タフス

FileMon,RegMonを仕事で触ってネタを思いついた

1996年頃から公開されていたSysinternals.comというサイトをご存知ですか?

当時の私はタフスとは違う会社で働いており、ある研究所にいました。
SunOS、Solaris、IRIX、Windows各種、Mac、VAX/VMS…といろいろなOSに触れることができて、OS大好きな私としては夢のような現場です。

研究所で私がやっていたことは何でも屋です。
研究所内でのコンピュータに関するユーザサポートを行っていたのですが、自宅環境での相談にのったり、簡単なツールを作ったり、プリンタの紙詰まりやトナー交換、女性に頼まれたら蛍光灯の交換なんかもやってました。

月一くらいであったのが、クライアントのディスクトラブルです。
明らかに通常とは異なる動作音を発する端末が持ち込まれ、ディスク交換はしょうがないけどデータは何とかならないかと…。
データ復旧の専門家ではないので大したことはできません。

その頃、研究所ではメインのクライアントOSはWindows3.1でした。
DOSのFDから起動して、退避できるファイルはファイルサーバに置いてあげる程度の対処をしていました。

その後クライアントOSはNT4.0へリプレースが進み、ファイルシステムがFATからNTFSになりました。
さてディスクトラブル、DOSのFDから起動してもHDDを参照できません。
そんなときにSysinternals.comで公開されていた、NTFS for DOSやNTRecoverが大活躍です。
(しかもこれらのツールは無料!高機能有料版は他サイトで公開されてました)

NTFS for DOSでNTFSのHDDを参照したり、NTRecoverを使って他端末からシリアルケーブルでつないでファイルサルベージしたりしました。

Sysinternals.comというサイトは二人のハッカー(本来の意味でのハッカー)が運営していました。
二人とも魔法使い級のハッカーです。

気付くと2006年くらいからMicrosoftの人になってました。
今でもその頃公開されていたツールの一部はMicrosoftサイトからDLすることができます。
(さすがにNTFS for DOSなどはNTFSアクセス権を回避してアクセスできてしまうので公開されていないのかも…)

Microsoftの人になってからもツール類を作っており、新しいものも公開されています。
Windows管理者の方は知っておいて損はないです…というより、知らないと損です。

http://technet.microsoft.com/en-us/sysinternals/default.aspx