株式会社タフス

70歳になる一人暮らしの親が腰の骨を折って入院した時の備忘録

いやー、何が起こるか解らないですね。
でも、この辺を押さえておけば似たようなケースに遭遇した時、
割とテキパキ動けるかもです。

●介護認定の申請
介護保険の適用者になると、退院後、1割負担で介護サービス(リハビリ施設の利用や在宅支援、介護機器のレンタル等)が利用できたり、リフォーム代もちょっと出してくれたりします。

病院の先生に、受けられる/受けられないの相談は出来ますが、
介護保険の適用対象とする/しないは、市の介護認定担当が医師、本人、家族と面談して決めます。
退院後の回復度や家族の支援体制等、退院後の状況がポイントになる様です。

まずは市役所に申請が必要です。
最終的に認定されるまで2か月かかったので、入院中にはやめに申請した方が良いと思います。

●さしあたっての入院代、手術代
医療保険の保険金が下りるのは退院して診断書を書いてもらってからです。
高額医療費の還付制度も、お金が返ってくるのは申請から3か月後です。
毎月の入院代、手術代は、なにげに結構かかります。

で、こんな時に便利なのが「健康保険限度額適用認定証」です。
これを取得しておくと、月の医療費(入院、手術代)が高額医療費の限度額に達したらそれ以上の金額はそもそも請求されません。
(還付金を前倒しで適用しているイメージです)

市役所に申請すればすぐもらえます。
お金に余裕がある人も後々の還付申請の煩わしさを考えれば、速攻でもらっておいて損は無いです。
介護認定の申請と一緒に行けば、一日会社休むだけで済みます。

ちなみに高額医療費の限度額は親の年齢と所得で変化します。
http://www.bms.co.jp/kogakuryoyo/knowledge10.html

●退院した時の体制作り
その他、保険会社に連絡したり、牛乳屋に配達を止めてもらったり、細々した事はたくさんありましたが、実際、入院している間は、基本的な親の面倒は病院が見てくれるので、その間は親が退院した時の体制を作っておく時間に充てる事ができます。
リハビリ病院の人が実際に家を見に来て「ココに手すり作ると良いよ!」みたいなアドバイスもくれたりします。
介護認定が下りていれば、ケアマネージャと相談して、受ける介護サービスを決める事もできます。

あと、人生の分かれ道的な選択を強いられる場合も、この時期じっくり考えると良いかもです。

●いまのうちから
とりあえずこの辺を押さえておくといいかも。
・親が加入している保険の内容
・親の所得額
・近所に住んでる親戚の連絡先

次回は
ウン十年手付かずの実家を修繕する時の備忘録
を予定しています。