1つの世代の物語
先日の日本ダービーを持ちまして、2024年に競走馬としてデビューを迎えた世代のダービーを目指す戦いが終わりました。
そして来週からは、翌年のダービを目指す新たな世代の戦いが始まります。
その18頭分しかないゲート入りを目指し、たった1頭しかいない勝者となるための戦い。
私たちは、レースという形でしか彼らを見守ることしかできません。
1頭だけが勝利の栄光をつかみ取る物語が存在するわけですが、それ以外の全頭にも勝者と等しく物語は存在することは忘れてはいけません。
確かに勝者は存在しますが、この戦いに敗者と呼べるものはいないでしょう。
みんな、生まれた牧場の人たち、所属する厩舎の人たち、レースで共に戦う騎手の人たち、多くの人とかかわって大事にされてきたはずです。
きっとみんな誰かのヒーローでしょう。
みんなお疲れ様、これから先も頑張って走ってね。