大英博物館で凄いモノを見た。見てしまった。
どうもTakeuchiです。
上野の東京都美術館で開催中の「大英博物館展」が以前より気になっていたので、GW中に一念発起して足を運びました。
お目当ては何といっても古代メソポタミア発ウルのスタンダードと初代ローマ皇帝アウグストゥス帝の胸像!と勢い込んで入場したまでは良かったのですが、他の来場者様方の目的も一緒だったようで、特にウルのスタンダード周辺は物凄い人混みで足を止めてじっくり観察することは叶いませんでした。
そのウルのスタンダード、何と紀元前2500年頃の品だということですが、貝とラピスラズリで一面に施されたモザイク装飾は想像以上に色鮮やかで度肝を抜かれました。
私は今まで写真でしか見たことがなかったのですが、思いのほか小さかったのも印象的でした。ちなみに、何の用途で使われたものかははっきりとわかっていないそうです。
http://www.history100.jp/point/index3.html
もうひとつのお目当てであったアウグストゥス帝の胸像は多少開けた場所に展示されていたためか、じっくりと鑑賞できました。
胸像が作成された紀元1〜40年の時点では色付きだったそうです。しかしながら、悠久の年月を経て表面が剥げ落ち、結果として露わになった大理石本来の柔らかな白みは、それはそれで味わい深い質感を醸していました。
http://www.history100.jp/point/index4.html
また、思いがけず興味を引かれたのはパキスタン・ガンダーラの仏像でした。
紀元100〜300年のものなのですが、日本の仏像とは違ってお顔の彫りが深く、実に男前なのです。下のリンクにも解説がありますが、ガンダーラはシルクロード上にありギリシャ彫刻の影響を受けたのだそう。
http://www.history100.jp/point/index5.html
うーーん、やっぱ歴史って面白い。
この大英博物館展、東京会場での開催は6月28日まで。
関東近県にお住まいでご興味のある方はこの機会にぜひ足を運んでみて下さい。