株式会社タフス

インフラエンジニアの教科書

「インフラエンジニアの教科書」という本を読みました。

書名にある通りITインフラ周りの基礎的な知識から、それに付随してインフラエンジニアとして仕事をするにあたっての考え方まで幅広く記載されていました。

タフスに来てから初めてエンジニアとしての業務に携わり、多少内容を把握できる程度には基礎知識はついてきているな、と感じたものの、本書はそれに加えて過去に利用していたソフトウェア、技術の進歩に伴う業務の変遷も記載されていました。現在の環境に比べて、昔の環境の考慮する必要があるものの多さに技術の進歩の素晴らしさや有難さを感じます。

本書ではインフラエンジニアとして重要な点が「文章を読む力」である、と記載がありました。最終的には必要な知識が増えていくとしても、業務において必要なことは「求められていることを理解する」であり、それに近づくための一環としてドキュメントやカタログを読み込めるようにする、ということでした。

自分がタフスに来る以前に偏見で持っていた「知識と経験が最重要」というエンジニアの条件に対し、不足していた前提としてこの姿勢を示されていると感じました。

経験を基として書かれている本なので、業務に対する思い込みをなくし具体的な理解を行う、最低限の知識を身に着けるというところの助けになる本だと思いました。それらを見ることができただけでも早く読めてよかったなと、できればもっと早い段階で読み始めたいくらいの内容だったと思っています。