株式会社タフス

高幡不動尊の「ござれ市」

 毎月第3日曜日には高幡不動尊の境内で「ござれ市」が開催されています。
「ござれ市」とは骨董市のことです。
私は、「開運!なんでも鑑定団」が大好きで毎週欠かさず見ていることもあり、これまでにテレビ番組を見て鍛えた「目利き」がどこまで通用するのかを試すべく、ござれ市を巡って来ました。

 高幡不動尊の入口近くには「古民具・骨董・リサイクル ござれ市」ののぼりが立っていて、仁王門を潜ると高幡不動尊に参拝に訪れた人達、ござれ市で掘出し物を見つけ出そうとしている骨董ファンでごった返していました。

 最初に覘いた店(?)は変な物・差し上げると云われても欲しく無い物・置き場所に困ってしまう物などを売っている所です、虫が食っている鎧兜一式:3x万円、欄間の彫り物:数万円、なにやら曰くありそうな和服:値段なし、古そうな徳利:値段なし、これはいけませんの壷:値段なし...、店主は店の片隅で帽子を深く被って居眠り、外人さんはひそひそ話し、これは面白い。

 2件目、3件目、4件目...古着、壷・皿、仏像、なた・カンナ・のみなどなど街中の店やコンビニでは売っていない物は何でもありました。
欲しい物を大発見しました、縄文時代の石器と矢じり一式です。
店主に恐る恐る「これはどこで発掘された物ですか」と尋ねたところ「群馬県産です」とのことでした。
続けて「この矢じり一式で、いくらですか」と尋ねたところ「1x、000円です。黒曜石の石斧もありますよ」と明るい声で言われてしまい、どうしようかなと迷ってしまいました。
欲しいけれども、我家には置く場所が無い。
しばらく考えて、今日は見るだけにしました。

 こんな感じで、約1時間30分で「ござれ市」を全部見て廻りました。
楽しかった、何よりも「開運!なんでも鑑定団」で数百万の値段がつきそうな壷、大皿、日本刀に「これは3,000円、あれは500円、こっちは3万円」とか腕組みをして勝手な値踏みをしている人達と「売る気が有るのか無いのか」解からない店主が笑顔で会話している姿も、また、面白かった。

 骨董市めぐりで我家の家宝として自慢できる物を見つけることは難しいと感じましたが、骨董品なのかゴミなのか判断が出来ない物には、一獲千金の夢とか、昔の人がどんな使い方をしていたのかを想像する楽しみがたくさんありました。
しかしながら、購入するには相当の勇気と覚悟が必要であることをしみじみと感じました。

 
◆ 1月20日のアルバム 『高幡不動ござれ市にて』 ◆
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