株式会社タフス

高安寺の「弁慶硯の井」

 府中市内にある高安寺の境内には「弁慶硯(すずり)の井」と呼ばれる古井戸跡が今も残っています。

 ※「弁慶硯の井」の伝説とは、「源頼朝の怒りを買い、鎌倉入りを許されなかった
  源義経と武蔵坊弁慶が、京都に向かう途中、この地に移住した折り、大般若経
  を書き写すために、境内の片隅にある井戸の水で墨をすった」という話です。

この古井戸に関しては、昨年の8月中旬の暑い最中に一度探しに訪ねたことがありました。
この時はお盆でもあり、お墓参りに来ている方々の姿を見ることができたのですが、結局、古井戸の在り処が分からずじまいでした。

 今日は、大体の場所の見当はついているのですが、最近は最低気温が氷点下になっていることもあり非常に寒いです、また、境内には人っ子一人いませんので、寂しい限りです。

「弁慶硯(すずり)の井」は、高安寺の裏側にある秀郷明神社の脇を20mほど下った、東屋の側にありました。
古井戸跡の周りには竹林と熊笹が生い茂り、今の時期はちょっと薄暗く一人でいるのが心細い感じがしますが、春と秋には東屋の長椅子に座って、そよ風に吹かれながら義経と弁慶がどんな気持ちで大般若経を書き写したのかを想像するのも楽しいかと思います。

◆ 1月27日のアルバム 『高安寺の弁慶硯の井』 ◆
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