株式会社タフス

薄型テレビを買う方のために

最近テレビがほしいです。

近頃のテレビは薄型化され、むしろ薄型テレビしか
店頭にないありさまです。

薄型自体は望むところですけど、実際の薄型テレビとしては
液晶テレビとプラズマテレビに分類されます。

それぞれに欠点があり、技術進化が激しい昨今でも
ブラウン管テレビに画質では追いつけてないのが実情です。

しかし、世の中プラズマテレビってどれ?終わった規格じゃないの?
と思われる方も多いくらい液晶しか店頭にないです。

それもこれも、プラズマテレビを発売してるメーカは
国内に限って言えば、松下、日立、パイオニアの三社しかないからです。
昔はソニー、東芝や韓国勢なども販売していましたが
今に至ってはソニー、東芝は完全撤退し、韓国勢は国内では液晶のみになりました。

ではプラズマよりも液晶の方が優れているのでしょうか?

画質重視のヲタクに言わせれば、液晶なんて選ばないと言えるくらいに致命的な欠陥があります。
それは動画表示性能で、残像等が見えてしまうことやノイズが乗りやすい点
映画などで重要な暗部表示性能、いわゆるコントラスト比
色調や発色数などでもプラズマの優位は変わりません。
倍速駆動などが最近出た新作モデルではついてたりしますが、それでも付け焼刃程度

それなのに、なぜこんな結果になったのでしょう?

ひとつは日本の住宅事情で、テレビインチサイズの需要度は決まってること
たとえばブラウン管の28〜32インチが一番需要が高い大きさでしたが
実際薄型にしてみた場合は、32〜42がベストな大きさになってしまいます。
最初の頃は40インチ以上はプラズマテレビ、それより小さいのが液晶テレビと棲み分けが
出来ていましたが、液晶テレビの大型化が年々進み
コスト比を考慮したメインストリームの大きさが32〜42になってしまったこと
逆にプラズマテレビは50〜60インチで始まった規格で、
技術仕様上、小型化が非常に難しいものであったため
小型化しても37インチが良いところで、42インチを含めてみても
コスト比で液晶に完全に負けてしまう状態になってしまい、32〜42インチで比べると
液晶テレビの方が安いということになり、
コストパフォーマンスで大きなアドバンテージを取られたこと。

さらに最大の欠点が、プラズマテレビは輝度が弱く、明るい家電店では
その画質が半分以下になります。コントラスト比ですら半分になってしまうため
黒人を移した映像を見れば分かる通り暗部の映像が良く見えないため、顔が良く見えない
ってことになってしまいます。
逆にバックライトを持つ液晶はこの点で優れており、明るい場所で見た場合
明らかにプラズマテレビと比べてみると綺麗に見えます。
なので、家電店で比較検討する際、絵が良ければなんとかなるものを
比較する時点で負けてるわけです。

プラズマテレビを見る理想環境は、ダウンライトや間接照明
もしくは暖色の明かりを抑え目にしたリビング空間が適しています。
インテリアデザイナーに言わせれば、このくらいの明るさが
リラックス効果が高いので、こういったリビングを目指す人にとっては
液晶だと逆に明るすぎて目が疲れるということに陥るので
プラズマテレビの方が快適と言えます。

ただしプラズマテレビも焼け付きとかいろいろ問題もなくはないんですけど・・・

有機ELやSED、FEDなどの次世代ディスプレイの登場を前に
今買うなら大きさと値段考えてしまうとどうしても液晶になってしまう今日この頃です。

そんなわけでこの話を総評してボクのオススメテレビは
http://pioneer.jp/pdp/lineup/pdp_6010hd.html

誰か買ってください。