申(さる)年の抱負
あけましておめでとうございます。
今年は申(さる)年です。
猿と言えば日光東照宮の三猿が有名ですね、左の猿から「聞かざる、言わざる、見ざる」で並んでいます。
この3匹の猿が伝えたいことは「世の中の悪いことを聞いたり、言ったり、見たりしないで、良いものだけを受け入れて素直な心で成長しなさい」という教えです。
仕事をする時、誰しもが、今までやった事がないので出来るかな、周りの人がどう見ているかな、自分だけ出来なかったら何か言われそうだな、などと周りの目や結果だけを気にしてしまい本来の実力を上手く発揮できないことがあります。
「なぜ、人は人、自分は自分」と自分を信じて物事を考えることが出来なかったのか、と後悔するものです。
「人は、仕事によって磨かれる。仕事で悩み、苦しむからこそ人間的に立派になるんです。」との言葉があります。
仕事は一人で行うものではありません、先輩、後輩、同僚と一緒に知恵を出し、計画に沿って実行し、そして、皆で成果をこまめに確認し良かった点・悪かった点を反省し、もう一度やって見るのです。
このサイクルを踏むことで、先輩が経験した事を後輩に教え引き継ぐことがでできる、また、後輩は先輩が実際に経験し成功した例や失敗した例を学ぶことができ、仕事を通して技術レベルが上がったことや人間として成長したことを実感できるのです。
このことを忘れずに、自分一人で問題を抱えるものではない、自分が技術者として成長する、また、先輩が経験した財産を受継ぐ、ことを考えて行けば自ずと「働きがいのある職場」に近づいて行くと思います。
①Plan:目標を設定し、具体的な作業項目や行動計画に落とし込む。
②Do: 役割を決めて作業を分担し、具体的な行動を指揮・命令する。
③Check:途中で成果を検証・評価する。
④Action:必要に応じて修正を加える。
一連のサイクルが終わったら、反省点を踏まえて、もう一度、新たなPDCAサイクルを進める。
今年は申年です、「知恵を出し・考え・自ら行動する」を合言葉に、人間力、技術力、経験力で社会に貢献できるようにがんばりましょう。