歴史に翻弄された家系の物語
最近家系図を作る人が増えているようですが
家系ネタで長編小説2冊紹介します。
清朝末期から文化大革命終了までの中国を
祖母、母、自分を通して描く
ルーツ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4390109715?ie=UTF8&tag=booklog.jp4-22&linkCode=xm2
アメリカ南部に商品として輸出された
アフリカの青年とその子孫が自由を得るために
奴隷制度や差別と戦う。
内容についてはamazonレビューやその他解説サイトに
任せますが2冊に共通しているのは
平々凡々と暮らすことができない、
歴史に翻弄される人たち。
戦後の日本に生まれた自分では
想像出来ない過酷な仕打ちを受けます。
(両親が味方のはずの共産党員からリンチされたり、
農園からの脱走が見つかり罰として足の指切断、などなど)
それでも戦い続けて、ついには自由を得る。
自分だったら3秒でギブアップするようなことの
連続でつくづく波乱に満ちていない、
今の自分が恵まれているか実感してしまいました。
月並みな表現ですが
平凡が一番幸せなのかも知れません。