株式会社タフス

東京マグニチュード

初めてアニメを見て泣きました。
ホタルの墓を見ようが、クララが立ちあがろうが
パトラッシュが天使に拉致誘拐されようが
うるっっとも来なかったんですが
涙がぼろぼろ出るくらいのアニメがありました。

それは「東京マグニチュード8.0」

フジテレビが、首都圏大地震のリサーチから製作したアニメ。
7月〜9月の間で放送し、今週最終回を迎えます。

1話目を見逃し、2話目から見始めたんですが
震災直後に会ったバイク便のお姉さんと
反抗期の中学生姉と健気な小学生弟の三人で
世田谷(三茶と砧)の自宅を目指して
震災の悲惨さを描くアニメになっています。

反抗期真っ只中の中学生の姉が妙にむかついた上
リサーチしたわりには悲惨さや絶望はほとんど見えず
大震災の時に起きるであろう人間の汚さはほぼないし
避難所に行けば水や食料の供給はしっかりできていて
避難所の収容力の問題もちゃんとクローズアップされずに
寝泊りが可能。

震災を経験したことがない僕が言うのも心苦しいが
リアリティに掛けるなあと思ってたので
だんだんつまらなくなってきた頃

7話〜10話にかけて一気に評価が変わった。

細部にまでこだわった伏線も織り込まれていて
伏線を確認するのに三回見直しても涙が出てきた。

いろいろ書きたいけど、ネタバレしそうになるので
ここで止めておくことにする。

ぜひごらんあれ。