株式会社タフス

教育方針2

プラモデル作りを覚えたうちの六歳男児、作っても無茶な遊び方をするもので、壊すのも、壊したらまた新しいのを欲しがるのも、子供ならば、仕方ありませんで、そんな高価な物でも無いですし、欲しがるままに買ってあげたい気持ちを、じっとこらえて、親ならば向上心の糧となるハングリーと我慢を育ててやらねばとも思うのですが、なにぶん自分も子供時代はやはり結構やったクチですし、何よりそれがしが今どきの全く我慢が足りん親の典型ともいうこともあり、ついつい甘やかして、何かしらの理由をつけては反対する女親そこのけで小遣いからついつい息子に買い与えてしまいそうになります。

そこで、如何せんと考えました揚句、前回作ったのと同じもので、かつ以前は使わなかった新しい技に挑戦して作るなら買ってやると言うことに致しました。好きこそものの上手なれとは言いますが、やはり上達には繰り返しが不可欠なわけで、成長の喜びを覚えずして果たしてこの先どんな事にも挑む勇気が身に付くだろうかと、そんな課題をつける事と致しましたが、こんなどこまでも甘い親のもとに生まれた事が、この子の運命にこの先吉と出るか凶とでるかは、私、後生のお楽しみであります。
作品