株式会社タフス

悶々

ちょっとデリケートな話題ですが
先日ニュースで取り上げられていた山口県上関町の選挙について。

原発が良いとか悪いとかいう事はこういう場で
書くべきではないと思っていますので触れません。

選挙は原発推進派が当選という結果となったんですが
推進派の方のインタビューで
「財政に関して原発の交付金に頼らざるを得ない」
という内容の発言がありました。

個人的な感想が大きく取り上げられたのか
町内の多数意見の表れなのか、いずれにしても、
そういう事実があるという事でしょう。

原発に対して、良しとするかどうか以前に
その交付金に頼らざるを得ないという問題。

そして、交付金以外に財源を得る有効な方法を
提示できなかった点が悲しいです。

さて、交付金を貰ってどうするか?

正直、このニュースを見て
アフリカへ行ってた友人の話を思い出してしまいました。

曰く、外国からの援助金を貰うのが当たり前になって
産業を育てる方策も、自立しようという心構えも
なくなってしまっている国、地域が多いと。

もちろん、その中にも地道に努力している人達はいますが。

交付金にしろ援助金にしろ
貰わなければ成り立たない事実があるにせよ
”蜜”にもリスクはついてまわります。

交付金を貰うまでは「手段のひとつ」。
その後どうするか?

ただ、ただ貰う事が当たり前になって依存状態が
続くと、そこから抜け出しにくくなってしまいます。

良薬口に苦しと言いますが、
甘いもの程毒にもなりやすい。

上関町に限らず、自分の地元でも似たような話がありますが
答えが出ないなりに、何か良い方法を探していきたいと
地震の後、考えるようになりました。

代替案を出すとなると難しいです。
でも、ここで妙案が出ないからといって放置するのは
一番駄目だなと思うんです。

そんなこんなで、最近ちょっと悶々としてますね。
結論の無い文章ですいませんでした。