彼らはどこからきたのか
毎朝乗るあの電車はいつでも素敵な超満員。
みんな会社が始まる時刻がほとんど同じなんだから仕方がないね。
これが高度経済成長期以来ずっと続いてきた日本のリーマンの宿命なんだね。
でもちょっと待った。
電車の中でふと顔を上げると、
そこには着座して幸せそうに寝息を立てている人がいる。
同じ立場なのにちょっと電車に早く乗ったというだけで、
ただそれだけで彼らはずっと座っていられるのだ。
これから車内はどんどん混雑するばかり。
おしくらまんじゅうに耐える僕らを尻目に彼らは眠り続ける。
彼らはどこから座っているのだろう。
彼らは一体どこから来たのだろう。
そんな疑問を解決すべく、いつもとは反対方向行きの電車に乗ってみた。
電車は終点のひとつ手前の駅を出たところ。
座席は空いているのになぜか右側ドア前にへばりつく人々。
そして終点。この時間帯は車内点検・整列乗車実施中。
一部の人は向かい側ホームに停車中の先発電車に残った僅かな席を求めて猛ダッシュ!
ほとんどの人は今乗ってきた電車に並び直す。
駅員の号令で一斉に乗車する。
時刻は午前7時3分。
ここから都心の終着駅までは実に60分程である。
というわけで本日のまとめ。
朝の上り満員電車で座っている彼らは
始発駅から既に座っている。
そして始発駅でも、し烈な着席争いが存在する。
至ってふつーの結論であった。ちょっと疲れた。
注)
始発駅まで戻り改札を出ない行為はキセルです。
予め始発駅までの定期を買っておくか、
一度改札を出て最寄り駅までの切符を買いなおす必要があります。
【追記】
「お前いつも座ってるだろ!」
との鋭いつっこみが一部から入ったので、ちょびっと釈明します。
いつも電車の中で立っている方々の目線で書いてしまいましたが、
確かにわたくし、毎日始発駅まで戻って座っている”彼ら”のひとりです。
多分皆さんより早起きしているので許してやってください。
お願い、もう少しだけ、寝かせてzzz
あっ、定期はちゃんと始発駅からの持っています・・・よ、ほんとに。 m(_ _)m