株式会社タフス

平成26年の抱負

新年、あけましておめでとうございます。

来年(平成27年)はタフス創立25周年を迎えます。
その前年に当たる今年は何をすべきか。

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 「25年」と聞くと自分の年齢を物差として考えますが、「四半世紀」となると過去
25年間に起こった出来事を思い浮かべる事になるかと思います。
3年後、5年後、10年後は何をしているだろうか、と考える前に、四半世紀の間に
溜まった疲れを、一旦、体の外に出してスッキリした本来の体力を取り戻してから考
えると、実に素晴しい考えと未来でがんばっている自分の姿が見えてきそうな予感が
します。

 では、どうやって「溜まった疲れ」を取れるのか。

 例えるならば、製造工場で働いているロボットに似ていると思います。
数百、数千個ある小さな部品の中から金属疲労しているネジやケーブルなどの部品を
見つけても、何か問題が発生しない限り、ラインを止めて点検する事は難しい。
しかしながら、様子を見ながらだましだまし使用すれば運転できないことはないが、
いつ壊れてもおかしくないことは、誰もが知っている。
 皆が安心して仕事をするためには、一旦、製造工場のラインを止め、全てのロボット
の状態をチェックし、部品が金属疲労した原因を究明し、その後に耐久性の高い部品
と交換し、ラインを動かすことをする。 その結果、だましだましロボットを運転させ
ていた時よりも製造効率は格段に向上することになります。

 今年の抱負ですが、

 私の好きな言葉に「従来のやり方に固執する企業は淘汰される、一方、組織を束ねて
新たな環境に挑戦することに成功した企業が成功する」があります。
誰もが、現在のやり方に慣れすぎていると、別なやり方だと生産性が2倍になることが
分かっていても、出来ない理由や現在のやり方が良い理由を考えてしまうものです。
職人は70歳、80歳になっても自分に伸び代がある限り努力をし「技」を磨く、と聞
きます(昔は、職人と技術者は同じ職業を指したそうです)。

 また、戒めとして肝に銘じておかなければないことですが「社員を育てない会社に未来
はない」との言葉があります。
信じがたい話ですが「教育をやりすぎて倒産した会社はない」と聞いた覚えがあります。

26年のキーワードは、下記の4点。

 ・技術者のプロを目指す社風
 ・社員の能力、得意分野を活かす
 ・人を育てる、人が育つ仕組みを持つ
 ・厳しい中にも面白味がある、活躍できる職場を作る

今年は、3年後、5年後、10年後も技術者として活躍している自分の姿を思い描ける
ことができる1年にできればと考えています。

最後に、平成26年12月31には、「自分は技術者です」と、胸を張って言える年に
したいものです。