株式会社タフス

夏の思い出

夜中に尿意で目が覚めて、トイレで背後に気配を感じたとしても、決して後ろを振り向いてはいけないと、隣の家に住む3つ上の正ちゃんが裏の空き地で望遠鏡で月を見ながら言いった、あの夏のあの瞬間のあの寒さは未だに忘れることができません。

今も、その手に持った大きな鎌で、その姿を見たものの首を切り落とすという鎌女が立っているんじゃないかと思い、夜中のトイレで後ろを振り向くことができません。