株式会社タフス

壬寅(寅)年への思い

 あけましておめでとうございます

 2022年の干支は『壬寅(みずのえ・とら)』です。

『壬』は「妊に通じ、陽気を下に姙(はら)む」、『寅』は「螾(ミミズ)に通じ、春の草木が生ずる」という意味があり、『壬寅』は厳しい冬を越えて春の芽吹き始め、新しい成長の礎となる年になると云われています。

我家の「寅ちゃん」です。

 

2021年の丑(牛)年は「先を急がず一歩一歩着実に物事を進めることが大切な年」でした。

しかしながら、新型コロナ感染は2020年5月の第1波、8月の第2波、翌年の2021年1月の第3波、5月の第4波、8月の第5波と続き、ここ2年間は新型コロナ感染の影響をもろに受けてしまい、経済面・生活面・教育面など全てに於いて混乱した年でした。

また、東京オリンピックは2021年7月23日~8月8日の日程で開催されました。

開催期間中は日本人選手の活躍もあり、ある程度の盛り上がりはありましたが、1964年の東京オリンピックを知っている者からすると、何となく残念な大会だった気がします。

それと、東京オリンピックで建設した競技場や施設は、その後、どうなるのか心配ですね。

 さて、新型コロナウイルスは「オミクロン型」が急速に広がっていますが、現在の感染状況は「感染拡大が一定程度抑制できているウイズコロナ期」で、2022年からは「アフターコロナ期、つまり感染収束に向かう状態に」移るとの見方があります。

ただし、急速に広がるオミクロン型への対応で最も重要なのは依然としてワクチン接種です。ワクチンは時間の経過とともに効果は下がるため、持続性の高い次世代ワクチンが開発されるまでは、これから何度も打ち続ける必要があります。また、同時に無症状の陽性者を見つけ出し、感染の連鎖を止める必要もあります。

新型コロナは「感染症が最初に出現したときに比べ変異型の出現とともに症状は軽くなっている。新型コロナは『ただの風邪ウイルス』に徐々に近づいている」と言っている専門家もいます。

2022年は「デジタル化」に注目したい。

国がデジカル化を強く推し進める理由はいくつもありますが、特に、新型コロナウイルス禍で発覚したデジタル化の遅れをいち早く是正しなければ、成長の妨げになるとの危機意識があるからです。

・新型コロナ感染者の「コロナ発生届」はFAXと電話で対応   

 ※発生届は手書きのため、文字が読めない、住所の間違いが多い

・コロナ患者受入れ病床数・使用率の見える化

 ※コロナ患者の救急搬送先を探すのに10時間かかった

・マイナンバーカードの普及率は11月中旬で40%

 ※政府か2022年末までに全ての国民に行き渡させる目標を掲げている。

・国からの給付の手続きが複雑、迅速に行うことが困難

 ※20204月の一律10万円支給には1,000/人のコストが掛かっている

  成長力強化に向けて、デジタル化への予算の重点配分を行います。

マイナンバーカード普及:1.8兆円

 マイナンバーカード取得者に最大2万円分のポイントを付与する。

 政府の並々ならぬ決意を感じる。

 ・マイナンバーカード新規取得:5,000円分のポイント

 ・健康保険証の登録:7,500円分のポイント

 ・受取口座の登録:7,5000円分のポイント

  登録すればポイントが貰える。

デジタル庁の情報システム整備:4,000億円

地方にデータセンターを整備:1,000億円

6Gの研究開発を支援:100億円

デジタル田園都市国家構想


 今年は新型コロナウイルスもパンデミックからエンデミック(一定の地域で普段から継続的に発生する疾病)へと次の段階に移行しつつあります。そうなれば『ただの風邪ウイルス』と同じ扱いになりますので、『風邪の予防』をしっかりやっていれば、普段の暮らしや社会活動に不便を感じずに生活ができるようになります。

2022年の寅年は「新たな分野の挑戦に必要な基礎知識・応用力を身に付ける」とも云えます。

新年を迎え、技術者として努力を惜しまず、皆がIT関連の応用力を身に付ける1年にしたいですね。