株式会社タフス

動画エンコード

最近、動画のエンコードをしようと思いたち
昔の記憶を頼りに昨今の事情を調べてみた。

エンコード処理は
ハードウェアによる処理とソフトウェアの処理の二種類に分けられる。
もちろん前者が圧倒的に早く、後者はすべてCPUのパワーに依存する。

当然ながら環境を整えようと思うと前者をセレクトするわけだが
昔は業務用のものしかなく一般用としては手が出せない値段だった。

昨今の事情を調べるにあたり

数年前、東芝が出したPS3にも搭載されてるCellを使った
ハードウェアエンコーダ(SpursEngine)があったなあと思い
調べてみたが、現在で手に入る製品は1個くらいしかない。

なぜなくなったかというと昨今の事情に移るが
現在ハードウェアエンコーダに近い存在として
「GPGPU」という存在が幅を利かせて来たからである。

GPGPU・・・General-purpose computing on graphics processing units

ようするに高性能化しすぎたグラフィック処理チップは
 3Dゲームやらない人には無用の長物になってるけど
 エンコード処理のようなものならCPUより遥かに効率的に処理できるから
 エンコードのような汎用プログラムを流せるようにしましたよ。
というものらしい。

nVIDIAでいうCUDA、AMD(ATi)でいうStreamがそれにあたる。

数年前ではCUDA処理用のコアとして94コアもグラフィックボードに載っていたが
 →自分のGeforceも32個載っているが使い物にならない遅さだった
1世代前で512個、最近出たGeforceGTX680に至っては1536個載っている。
1ランク下のGTX670でさえ1344個だ。

最新のGeforceのハイエンド版であれば
CPUでエンコードする時間の1/3短縮可能というベンチマークを見ることが出来た。

うーん、ただいかんせん値段が。。。680で6万円強、670でさえ5万円弱という値段設定。
さすがに踏み込み辛い。普通にBDレコーダが買える・・・。

これ以外にないのかと調べたらQSVというものもあるということを知った。

QSV・・・Quick Sync Video

Intelの一世代前のCPU。コードネームでSandyBrigdeで、
CPUにオンボードグラフィック機能を埋め込みました。
その結果、ハードウェアエンコードがCPUで出来るようになり、
SandyBridge、IvyBridgeの環境さえあれば
別に高価なグラフィックボードやハードウェアエンコーダなどなくても
短い時間でエンコード出来るようになってました。

ただしかし。自分のPCはCore i7といえ、その1世代前なので
こっちを使うにしてもマザーボードとCPUをセットで買い直すことに・・・。

しかも電源が450Wの容量しかないため、今の環境ですらギリギリなのに
グラフィックボードをハイエンドのものに置き換えようものなら
確実に700W超のものが必要に・・・。

逆にCPUとマザー買い直した方が安いじゃと思いながらも
今のIvyBridgeのCPUは欠陥品と言われてるくらいなものなので買う気が起きず
→熱処理がずさんでどんな良いCPUクーラをつけても60度を割れない。

結果、ひとまず次のCPUを待つにしてもグラボを買うにしても
電源は必要になってきそうなので、とりあえずコレの760Wを買いました。
http://www.owltech.co.jp/products/power/Seasonic/SS-X2/SS850_760_660_560KM.html
※外部のメーカサイトにリンクしています。

電源買った勢いで、GTX680も買おうとしましたが
値段見て驚愕した嫁に止められ、もやもやした毎日です。