株式会社タフス

テクノロジーの進化

テレビの全チャンネルを1週間分まるまる保存しておいて、いつでも時間を気にせず番組を見ることのできる環境が、一般の人にも手の届く範囲になってきているなんて話を聞きますと、

テクノロジーの進化がこのペースで進んだなら、テレビ番組の記録だけにとどまらず、いつか個人の五感の記憶をも含む現実世界の全ての事象も記録できるようになって、その膨大な記録と、脳の構造やその個体差まで網羅したデータを駆使することで、過去から未来に至る全てのIFとその全ての可能性までも瞬時に計算してしまえるようになり、なんと人類は光の速度を超えずともタイムマシンを実現してしまうのでは、なんて、そんな想像にもつながりそうな、そんなニュースに思えて、胸が、ときめきます。

当然検証してみたい歴史のIFなんかもいろいろ浮かび上がるのを抑えることはできず、もし自分が女子高校生の家庭教師をしていたなら、とか、もし自分があの時ロングシュートを決めていたら、とか、もし自分があの時勇気を出して・・・とか、ああ過去現在未来いつでも進化しないままのBOYS BEなわけで、そんな私を置き去りにしてそんな未来がもし現実になってしまったなら、まず、こんな月並な想像しかできない遺伝子と、恥ずかしい記憶の記録しか残せないことへの、子孫に対する謝罪の意を忘れずに、最初に記録しておきたい、とそう強く思います。