エンゼルバンク その2
引き続きエンゼルバンクネタ
4話だったかで、高齢者転職に関するエピソードがあった。
内容的には、もう教育する必要もない
ピークからも若干過ぎた人材にとって
転職市場ではもう枯れているとみなされることが多く
転職相場から考えると不安銘柄に分類される。
ドラマの中では50代の話だったけど
実際、これは若手が中心である転職市場を考えると
30歳以上でも同じ話になる。
ようは、ある程度の経験を踏んだ人材に対して
会社が求めるのはマネージメント能力が中心になるため
教育してどうこうではなく、どれだけ仕事が回せるかに尽きる。
その中で、30代以上の転職する人の判断区分は
1.優秀で転職しても成功する人
2.優秀だが転職すると力を発揮できない人
3.優秀じゃないので転職できない人
に分類されてしまう。
3はさておき、優秀だと思われているのに
なぜ1と2の差が出てしまうのかをドラマの中で描かれている。
結論は人脈経験から来る判断能力の差にあるそうだ。
ようするにマネージメントの中心は
調整業務が大半を占めるため
・誰に聞けば
・誰を納得させれば
・どう話を持っていくか
・どう話をまとめるか
の4点で出来不出来が判断できると言っても過言ではないと思う。
古くからいる社員の多くは、経験上この知識が蓄積されていくため
そのアドバンテージが優秀さが見えやすくなる。
しかし転職組はそうはいかない
誰が何を担当しているかはわかっても、誰が前担当者だったかなど
創世記メンバー等の権威者を捕まえて説得するには
情報がなさすぎるし、付き合いもなければ話を持っていくことすら難しい。
誰に持っていくかがわかり、話を通せる環境があったにしても
着地地点を納得させるにはその人となり(性格的なもの)が左右するため
その人との付き合いが長い人には遠く及ばないというわけだ。
そのため、1と2を分け隔てる最終的な要素としては
人脈を広げる能力に行くつく事になる。
今回は転職話が中心になったが、実際アウトソースの仕事している人にとって
いきなり知らない会社に突っ込まれるなんて日常茶飯事。
リーダーや取り纏め役として現場に入ったのに力が生かせず
客評判が悪いとなってはいないだろうか?
すでにいるメンバーと技術力で比べて秀でていても
結局は判断するのは「人」ということは忘れちゃいけないのかもれしれない。