もちつき大会
わたくし、多摩の古い団地に住んでおりまして、昨年5月から、団地の
理事会に参加するハメに。
「とほほぅ、しかたねーや」、と しぶしぶ参加しておりました次第で・・・。
毎月の会議や会議資料の作成、回覧・・・と、なにかとすることがあり。
正直めんどくせーなーとお思いながらも、嫁にも手伝って貰いつつ、
どうにかこーにか、職務遂行しておりました。
そんなこんなで、7ヶ月が過ぎ、12月。師走。
我が団地が長年続けている親睦行事「餅つき大会」を運営を手伝うことに
なりました。
前日準備。
小屋から道具一式を出し、異常や不足がないかチェック。
臼・杵を手入れし、ドラム缶で作った「かまど」を準備する。
近所の竹林から若竹を鋸で刈取り、鉈で適当に枝葉を払い、
そうして用意した2本の竹に渡すように「しめ縄」を結う。
予め、有志が準備した薪を、鉈を使って、使いやすいサイズ
に割っておく。
そして当日は・・・
朝7時30分に集合!!
(早い・・・来年は更に早く、7時集合に変更するのだとか)
お湯を沢山沸かして、臼と杵を熱湯で洗い、臼を温めます。
ひと通り準備が整ったら、お神酒でお清め。
(徳用のパック酒(呑とか○とか)でしたが、外で皆で呑む酒は旨し!)
奥さん方が砥いでくれた餅米を蒸し器に移し、ドラム缶のかまどの上に
設置、焚き火で蒸す。餅米が蒸しあがったら、臼に入れ、杵で捏ねる。
ひたすらに捏ねる。(この”捏ね”の工程が一番大変でした)
パラパラだった米粒がまとまり「ねっちり」としてきたところで、いよいよ
杵でつき始めます。これがまた結構難しい。
その餅つきよい、さらに難しいのは「返し方」。
「返し方」とは、「もちを手で返す役」です。
餅が熱く、そのうえ手に張り付くので、杵の上げ下げの合間で手早く返す
のが難しく、何度となく「餅つき奉行なおじ様方」に叱咤激励されました。
3臼、4臼と突き上げるうちに段々とコツをつかみ、面白みがでてきた
ころには、餅を食べに集まってたくさんの住人が集まってきていました。
(100人以上もいたそうです)
つきあがったお餅は、大根おろしに、
きなこ、あんこ、ごま、のり、納豆・・・と、
何種類もの味付けで参加者に振る舞われました。うまかったー。
嫁さんも(前日から寝こんでいたのですが)途中から赤ん坊を抱いて
合流。この集まりでママ友が出来たようです。良かったー。
日本中の団地で高齢化、オールドタウン化が進んでおります。
我が団地もご多分に漏れず、住民ならびに理事の高齢化が進み、
年々この餅つき大会も参加者が少なくなってきていたそうです。
が、昨年は若い世帯が増え、少からず活気を取戻したようです。
理事会は任期2年で、来年も運営スタッフとして参加する予定
ですが、今年以上に盛り上がれば良いなーと今から楽しみです。