はじめてのおつかい
ずっとブログに載せようと思っていたんですがすっかり忘れていました。
冬の話なので半年くらい前の話になってしまいますが…。
登場人物
みーちゃん:長女。上の子。
むっち :長男。下の子。
嫁 :妻。運悪く私と結婚してしまった。
店員 :コンビニのオーナーと思われる。
ある日曜日。
むっちに昼ご飯何が食べたいか聞いてみた。
む:「にくまんがたべたい。」
嫁:「冷凍のやつ、この間ちょうど食べちゃってないよ。」
私:「んじゃ、コンビニで買ってくれば?むっち行っておいでよ。」
む:「ひとりじゃいけない…。」
私:「みーちゃんと一緒に行っておいで。みーちゃん、むっちと二人で行けるよね?」
み:「ん〜、がんばってみる。」
そういうわけで、みーちゃん・むっちの『はじめてのおつかい』。
何かあるといけないので、嫁の携帯を持たせることに。
一度私の携帯にかけて、リダイヤルの仕方をみーちゃんに説明する。
み&む:「いってきま〜す。」
私:「ちゃんと手をつないで、喧嘩せずに行くんだよ。」
心配なので、後をつけていくことにした。
結構歩くのが速い。
バレないように隠れながらついて行くのは大変だ。
んっ?みーちゃんとむっちの歩みが止まる。
Y字路でどっちに行くのか言い争っているのが聞こえる。
む:「こっちだよ。」
み:「ちがうよ。こっちだよ。」
む:「むっちしってるもん。こっち!」
結局、むっちの意見が採用されたみたいだが、それ間違ってる…。
様子を見ていると、次の交差点でまた立ち止まっている。
私の電話が鳴る。
み:「あのね、あのね、にくまんかいにコンビニにいくとちゅうなんだけど。」
私:「どうしたの?」
み:「みちがわかんなくなっちゃった。」
私:「来た道を戻って、反対側の道を行ってみればいいんじゃないかな?」
み:「うん、そうする。」
Y字路の陰で様子を見ていた私。
うわ〜、走って戻ってくる。
急いで隠れなきゃ。
その後は問題なくコンビニに到着。
レジで注文をする二人。
こそっと店の中に入って、立ち読みをするふりをしてレジの様子をうかがう私。
む:「にくまんください。」
店:「お父さんかお母さんは?」
み:「ふたりだけでかいものにきたの。」
店:「偉いねぇ。にくまんは一つでいいの?」
む:「うん。」
み:「むっちのだけじゃダメ!むっちとみーちゃんとパパとママのぶんをください。」
店:「はい。四つね。」
ちゃんと支払いを済ませて店を出る二人。
私はその後をやっぱりバレないようについて行く。
私は先回りして家へ。
みーちゃん・むっちは無事家に到着。
み&む:「ただいま〜。」
私:「ちゃんと買えた?」
む:「うん。かえた。」
み:「あのね。むっちはじぶんのぶんだけかおうとしてたんだよ。だからわたしがパパやママのぶんもたのんだの。」
初めて自分たちだけ(?)で行った二人はかなり誇らしげでした。