株式会社タフス

おーい、帰ってきておくれ

えー、みなさん、あの、先日、一時行方知れずになって、その安否を心配された、元アイドル、いるじゃないですか、結局都合悪くて姿くまらしてただけだったんですけど、自分も、一時、もしや、なんて、そんな最悪の事態も想定しましてね、おーい、出てきておくれー、俺を含めて皆心配してるぞーなんて、テレビに出て泣きながらうったえるべきかなんて、そんな気を揉んだもんですが、いやね、ほんと同じようにね、私の、自転車についてた、サイクルコンピューター、これがね、ある日突然いなくなったんですよ。

家から程近い距離にある某大手カメラ量販店、自転車でいって、ほんのちょっと、次の本命の某家電量販店と交渉するための材料を揃えにいった僅かな隙にですよ、いなくなってしまったんたんですよ。

いやね、別にそんな高価なもんでもなんでもないんです。無線でもなければ、ケイデンスも測れない、そんなね、自転車のことをバイクと呼ぶような本気の人たちからしてみれば、電柱の上のスズメ程度の存在なんですけど、わたしにとってみれば、風呂桶の栓くらいの、もう、なくてはならない存在だったわけですよ。ただ、そいつが、そこに、いるだけで、通勤の道中における日々の駅までの1キロ足らずが、チャレンジになってたんです。

もし、いやあのー、ちょっと、出来心で、つい、立川駅前の、某カメラ量販店の、裏側の、ひと気の少ないほうの、自転車置き場に置いてあった、GIANTのミニベロの、純正のサイクルコンピューターを、ちょっと、はずして、ポッケにいれてしまった人が、これを読んだなら、連絡ください。

自分、待ってます。

あったハズのそれ