いいものを見た。
いいものを見ました。
それはもう、本当にいいものを見ました。
何のことかって、まぁ競馬の事なんですけどね。
ジャパンカップでは、ドウデュースが国内および海外からの強敵を相手にそこからは無理でしょという位置からすべてを飲み込み、その姿は私の同い年として世界的に名を馳せた欧州最強馬ダンシングブレーヴを彷彿とさせる末脚でした。
レースの後には、数々の国際G1を勝利し来日してくれたオーギュストロダンの引退式がありました。
この日本の地をその輝かしいキャリアを終わらせる舞台として選んでもらえたことに、私を含め多くの人が感謝の気持ちでいっぱいになったことでしょう。
そして、日本がこれほどの馬のラストを飾る舞台として相応しいと判断していただけるまでになった事を誇らしく思います。
そして、チャンピオンズカップ。
こちらも国内ダートマイル路線の絶対王者レモンポップがその最後の雄姿を私たちに見せ、種牡馬として新しい戦いへ進むことになりました。
ライバルたちに最後までその強さを見せて去っていった王者を我々は忘れることはないでしょう。
残された者たちは、新しくこのステージに挑戦してくる新世代と次の王者をめぐる戦いそれはきっと私たちの心に響くものとなると思います。
最後に、地方で重賞連勝記録を積み上げ日本記録タイとなっていたハクサンアマゾネスも引退のレースへ挑んでいました。
こちらは惜しくも伏兵の激走に敗れ2着となりましたが、これもまた競馬。
牝馬でありながら、ここまで勝利を積み重ねたその栄光が陰ることはありません。
そして、今週からは来年の主役候補たちが世代のトップを争う2歳G1がスタートします。
期待を込めて見守りたいですね。