株式会社タフス

「寒河江」のさくらんぼ

 「ふるさと寒河江会」主催の旅行で山形県寒河江市のさくらんぼ農家でさくらんぼ狩りに行って来ました。
6月21日(土)−22日(日)の山形・蔵王・寒河江は天候にも恵まれ、山菜中心の料理は美味しく、もちろんさくらんぼは捥ぎたて、とても楽しかった。

さくらんぼと言えば「寒河江産」、寒河江と言えば「さくらんぼ」。
寒河江産の佐藤錦(さくらんぼの種類)は真っ赤で実に美しい、また、粒が大きく・甘く、何個でも食べても飽きない、とても美味しい。
6月中旬から下旬に掛けては、佐藤錦が一番美味しい時期で、さくらんぼ狩りを楽しむために日本全国から寒河江市に大勢の人が集まってきます。
食堂やレストランは人・人・人で一杯、国道やさくらんぼ園に行く道はバス・車・人で一杯、また、お土産屋ではさくらんぼを買う人でここも一杯の有様でした。

ここ寒河江は私の故郷です。
私が小さかった頃(約40年前)は、さくらんぼは桜桃(おうとう)と言っていました。
桜桃が赤く熟す時期と梅雨時期がちょうど重なっているので、赤く熟した桜桃の実に雨粒が当たると実が割れてしまい売れない商品になってしまうため、雨の対策にはどの農家の方も相当なご苦労をされたことと思います。
私の家は農家ではなかったですが、この実割れした桜桃をバケツ半分以上もの量を農家の方からいただいてお腹を壊すまで食べていた記憶が残っています。
以前は、さくらんぼの木全体をビニールハウスで囲ってしまう技術はなかったので、出荷できる桜桃の量も大分少なかったし、たとえ出荷できたとしても宅配便などは無かった時代でしたので、熟す前で黄色く・すっぱく・甘く無い桜桃だけが出荷していたのでしょうか。桜桃は地元の人達だけが食べる果物だったのです。

会社近くの百貨店の果実売り場で1kgが1万円のさくらんぼを見ると昔のことを思い出してしまいます。
でも、「寒河江産のさくらんぼ」を買っている方も見かけると、思わず「ありがとう」と言いたい気持ちになってしまいます。
来年もまた、寒河江のさくらんぼ狩りに行きたいな。

◆ 6月21日のアルバム 『さくらんぼ園』 ◆
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  ◆猪苗代湖近くから見た磐梯山                   
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