株式会社タフス

子(ねずみ)年の抱負

あけましておめでとうございます。

 

2020年は子(ねずみ)年です


古来より『子』は大黒様の使いとして、五穀豊穣・家内安全・商売繁盛をもたらす、と言われてい
ますが、なぜ、ネズミは大黒様の使いになったのでしょうか?

神話によれば、大国主命が須佐之男命(スサノオノミコト)に焼き討ちをかけられて危機に陥った
ときに一匹のネズミが現れ自分の住処に逃げるように伝え、大国主命の命を救ったということです。 
それから、ネズミは大国主命の使いになったそうです。


 ●大黒様と大国主命は同一人物です。
  大黒天とは、ヒンドゥー教のシヴァ神(マハーカーラ)の異名であり、これが仏教に取り入れ
  られたものです。

  日本においては、大黒の「だいこく」が大国に通じることから大国主命と同一視され、大黒様
  となり七福神の一人となったものです。


 ●大国魂神社には大国主命が祀られいます、子年にこそ是非参拝をしてご利益を授かって下さい。


  大國魂神社は大國魂大神[おおくにたまのおおかみ]を武蔵国の守り神としてお祀りした神社
  です。 主祭神である大國魂大神は、縁結びで有名な出雲大社と同神です。

   ・縁結び、厄除け・厄払い

 
 


さて、「子」の年はどんな年なのか?

 
東京オリンピックは7月24日(金)から8月9日(日)までの17日間の日程で開催されます。

1964年の時は10月10日(体育の日)から10月24日までの15日間だったことを考えると、
誰もが、温暖化による猛暑で選手や会場で応援する観客の熱中症が心配になってしまいます。

しかしながら、何の競技でも良いので、実際に会場に足を運んで選手を応援し、自分の目で見たいも
のですね。


1964年の東京オリンピックの時は、小学二年生でした。

担任の先生から「二度と日本ではオリンピックは開催されることは無いから、見るように」と言われた
記憶があります。

その当時はテレビがある家はまだ少なく、町内会の子供達と連立って大勢でテレビのある家に「テレビ
観に来ました」と言って、押しかけたことを思い出します。

今では考えられない事ですが、これが当たり前の光景でした。

物を持っていない人は、持っている人の所へ借りに行く、そして、快く引き受けて下さる。

懐かしい思い出になってしまったのでしょうか。

 

今年、気になるキーワードは「MaaS」、「5G」の2つあります。


MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)とは、マイカー以外のすべての交通手段によるモビリティ

(移動)を1 つのサービスとしてとらえ、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念です。

具体的には、ライドシェアやカーシェアなどの個別のサービス、また、クルマを持たなくても鉄道など
公共交通・タクシー・相乗り自動車・レンタル自転車などの様々な移動手段をアプリで一括して検索、
予約、決済できるサービスの開発が着々と進んでいます。

交通事故のニュースを見ると「暴走老人による死亡事故」、「高齢者の交通事故」の見出しが目立ちま
す。 足が不自由で歩くのが辛い、近所に病院やお店が無く車でしか行けない、バスは運航していない
などの理由で、仕方なく車を運転せざるを得ない高齢者が多いと思います。

この問題は「自ら車を運転しなくとも、行きたいに所に、時間を気にせず、低料金で運んでくれる」仕組
みを日本全国の過疎地域まで整備できれば、間違いなく解決できるはずです。

ご老人がスマホを片手に、家の前でオセロゲームをしながら、笑顔で料金100円の相乗り自動車を待っ
ている姿を日本中どこでも見れる、これが、待ち望む「モビリティ革命」であって欲しいものです。

5Gはいろんな見方、とらえ方があります。
 ・5G基地局などに投資した金額の15%を法人税から控除する
 ・5G基地局の世界シェアはファーウェイ:30%、エリクソン:27%、ノキア:21%、
   NEC:0.8%、富士通:0.7%の状況
 ・ファーウェイ製は日本製よりも3割安い
 ・5Gの電波の届く範囲が狭く、現行の4Gよりも多くの基地局が必要になる
 ・日本では2020年に商用サービス開始、韓国や中国では既にサービスが始まっている


携帯大手の5Gネットワークは2020年の段階ではごく限られたエリアになりそうです。
2~3年かけて5Gエリアが広がり、5G対応スマホは手ごろな価格になり、そして、5Gの能力をフル
に活用したサービスも生まれるでしょう。


子の年は「新たな芽吹きと繁栄の始まりの年」ですので「新しいことを始めると上手くいく年」と考える
ことができます。


最近、「AI・自動化・RPA」は誰にでも利用できる身近な技術になってきました。
しかしながら、勘に頼ってできる作業や業務はどうなるのかと考えると、2~3年は想像できますが、
5年後はなかなか想像できません。

IT系の情報雑誌、経済・産業系の新聞を見ると新しい技術動向やそれら解説分が沢山出ています。
まずは、2~3年後の我々を取り巻く環境がどうなるのか、5年後、10年後はどうなるのか、を自分の
頭で考える訓練をすることが大切です。


技術者として、新たな気持ちで出発する年にしたいものですね。