株式会社タフス

スポーツ観戦

私は、スポーツ観戦の面白さがあまりわからない人です。他にもこういう方はいらっしゃいますか?

しかしながら、スポーツ観戦というのは、世の中の娯楽の中でも大きなシェアを占めていることと思います。また、スポーツ観戦好きが世の中にはたくさんいます。
彼らのニーズに応えるために、テレビなどの様々なメディアは、スポーツの状況を日々映し出しています。さらに、スポーツ新聞、スポーツ専門誌、スポーツチャンネルと、あらゆるメディアにおいて、スポーツ専用のものが存在します。巨大な存在感を持っています。情報量も莫大なはずです。
そしてその収益などは、経済にも大きく影響しているでしょう。そこから派生するビジネスも、大きな収益を得ていると思います。

ここまで圧倒的な存在感であるスポーツ観戦というものを、どうして私はあまり興味を持てないのでしょうか。いや、持ちたいとは思わないのですが、スポーツ観戦に対する自分と世間とのギャップが大きすぎて、いつも疑問に思うのです。
サッカーのワールドカップなども、世間はもの凄い勢いで盛り上がっているのにもかかわらず、私は数日経っても全く結果を知らなかったりします。また、家族や友人と一緒にテレビでなんとなく観ていたはずなのに、その試合の勝ち負けを全く認識していなかったりします。

ちなみに、スポーツすることは好きです。
幼稚園から小学生のときまでは水泳をやり、中学ではサッカーと卓球に軽く手をつけ、高校と大学では陸上部でした。今でもランニングのロードレースには参加します。登山やトレッキング、スキーも好きです。テニスもたまにやっています。一応大人になってからはやる機会がありませんが、ドッヂボールが大好きです。体育の授業などでも、とりわけやりたくないスポーツは無かったと思います。
というわけで、スポーツを語る資格は、一応あると思います・・。
それでも、これらのスポーツを含め、あまり観戦したいとは思えないのです。

これは病気でしょうか。
それとも、思春期前の子供が本当の恋を知らないように、私もスポーツ観戦にまだ開眼していないだけなのでしょうか。

例外として、長年真剣に取り組んでいた陸上競技に対してのみ、ちょっと観てみようかという気になれます。ただしこれは、あくまで自分の競技の参考にしてみたかったり、世界のアスリートが自分を含めた一般的な人々に比べてどれだけ圧倒的なすごさを持っているのかを見てみたかったり、あくまで自分の今後のスポーツ活動のために観たくなっているような気がします。
ただし、知人が参加していたり、特別に思い入れがある試合などの観戦は、純粋に応援したくなるので、まあ楽しんで観られていると思います。

私がこのようなスポーツ観戦不感症になっている理由を、仮説としていくつか考えてみました。

1.内省的・内向的

      • このようなブログ記事を書いていること自体、内省的な事なのかもしれません。他人がやっているところを見るより、とにかく自分がやってみたいという傾向が強いかもしれません。また、他人同士の勝ち負けなどに対する興味が薄く、応援したいと思う気持ちが薄いのかもしれません。

2.物事を損得で判断する傾向

      • スポーツを観ても直接的に自分が得することが無いので、興味が薄いのかもしれません。ただし、損得に関係しているはずの競馬などにも興味が持てません。これは、私がギャンブルにもあまり興味が無いからです。

3.常に新しいものにしか興味が沸かない。

      • スポーツというのは基本的にルールが変わりません。全く同じゲームは二度と起こらないとはいえ、映画のように毎回全く違うものでないと、興味が沸かないのかもしれません。

4.凄さが解らない。

      • 自分で参加するスポーツの経験が浅いため、プロの凄さがわからない。

いくつか仮説を立てましたが、最も有力だと自分で思うのは(1.)です。(3.)も比較的有力です。(4.)も、場合によっては当てはまるかもしれません。
(2.)は、仮説を立てておきながら、あまり当てはまらないと思います。スポーツの会話に入り込みにくいので、逆に損しています。

まあ根本的には、スポーツ観戦でアドレナリンが出るようになっていないということなんですかね。
辛いのは、周りにこういう人をあまり見かけないということですかね。
逆に救いだったのは、昔好きだったとある歌姫も、スポーツ観戦に興味が沸かないとラジオで言っていたことくらいですかね。その歌姫は、サッカーのワールドカップのにわかファンになることによって、それを乗り越えようとしてましたが。
そういえば、とある友人が最近やっと「寂しい」という感情が分かったと言っていました。上には上がいるものです。こういうことを考えていると、ターミネーターT800は感情をどんどん学習していけて、本当にすごいなあと思います。

結果的に、かなり内省的な記事になってしまいました。ここまで読んでくれた方、つまらなくて本当にすみません。
でもこれについては、色々な人の気持ちを聞いてみたいですね。まあ、これからもこのような心理の疑問を探求していきたいと思います。