- 「仮想化(Virtualization)」とは、複数のハードウェア(サーバ、OS、CPU、メモリー、ネットワーク等)をソフトウェアで統合・再現することによって、物理的な制限にとらわれず、自由なスペックでハードウェアを利用する技術のことです。
- どのハードウェアを仮想化するのかによってサーバ仮想化、デスクトップ仮想化、ストレージ仮想化、ネットワーク仮想化など様々な仮想化ソリューションが提供されています。
- 従来のようにハードウエアをそのまま利用するのに比べ、仮想化には多くのメリットがあります。
- 「仮想化」は、クラウドコンピューティングの基盤となる技術であり、現代のITインフラに必要不可欠なものです


Proxmox VE 概要

PROXMOXとは
Proxmox VEは、仮想化技術(仮想マシン及びコンテナ)を単一のWebベースのインターフェースで管理するための強力なオープンソースサーバ仮想化プラットフォームです。
高可用性、ディザスタリカバリ、仮想ストレージ、仮想ネットワークを設定するためのツールも統合されています。

PROXMOXの特徴(5つのS)

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[Simple] シンプル
シンプルな構成で誰でも簡単に仮想化環境が手に入ります
複雑な機能選択に悩まされることもありません- 製品としての基本構成はとてもシンプル、オプション費用無しで高度な機能も利用できます
- 導入時の構成に悩まずに単純な仮想化基盤を望むユーザの最適解です
- すべての機能をシンプルに統合管理するWebインタフェースが用意されています
- ライセンス体系もシンプル、サポートレベルとCPU数、期間を選ぶだけです
-
[Small] 最小限
最小限でお手軽に小さく始めることができます
必要なものを必要なだけ、無駄がありません- 最低限用意するHW機器は一台から、クラスタ構成でも二台から導入可能です
- 特別な管理サーバは不要で、仮想基盤ハイパーバイザーのみで、どのホストからも統合管理可能です
- オールインワンのHCIとしてコンパクトにも構成できます
- OSSのためベースライセンスはフリーで、コストを小さく(低く)抑えることができます
-
[Smooth] 導入・移行が簡単
導入、移行、運用も簡単。
スムーズに仮想基盤を導入できます- シンプル&スモールだから、新規導入も簡単に円滑に行うことができます
- ネイティブな移行ツールやバックアップソフトで他環境(vSphere等)からもスムーズに移行できます
- VMのライブマイグレーション、ストレージマイグレーションも出来るので、メンテナンスも簡単です
- スナップショット、バックアップ機能が統合されており簡単にデータ保護を行うことができます
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[Secure] 安全性
オープンソースの透明性で、高いセキュリティを実現
多層防御で仮想基盤全体を安全に守ります- 分散フィアウォールにより仮想マシン間を完全に分離でき、システムを保護します
- クラスタのHA機能は仮想マシンレベルで設定出来、システムの可用性を確保します
- 豊富な認証オプションとロールベースの権限管理で各コンポーネントへのアクセスを制御します
- 暗号化バックアップ(Proxmox Backup Server)でシステムクラッシュだけでなくランサムウェアからも仮想マシンを保護します
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[Stable] 信頼性
Linuxベースで長年の実績と信頼性
グローバルに利用されておりコミュニティも活発です- LinuxカーネルのKVMをベースにした成熟した仮想化技術です
- OSSのためソース公開されており、問題が発生した際は迅速な対応が行われています
- 世界中に多くの利用ユーザがおり、活発なコミュニティ活動で信頼性も抜群です
- 大規模で高機能より、適切な規模で仮想基盤を利用したいユーザにとって安心して採用できます
-
このような企業様に、PROXMOXがおすすめです
仮想サーバ基盤をシンプルに構築したい
- エンタープライズレベルの仮想サーバ利用に必要な環境が低コストで構築可能
- 管理サーバや複雑なコンポーネント構成から脱却できます
遊休機械を有効活用したい
- ノンサブスクリプション版でもフル機能が無制限に利用可能
- PoC環境として有効活用
他製品からの乗り換え
- 低コストで代替の仮想基盤が利用可能
- VMware環境からは無償インポートツールが用意されています
- 大規模な移行にはVeeam Backup & Recoveryを使ったP2V、V2Vソリューションも選択可能です

PROXMOXがあれば、
仮想化基盤はばっちり!
必要十分な機能を
シンプルに構築できます。
PROXMOX 3つのライセンス製品
PROXMOXには、次の3つのライセンス商品(ラインナップ)があります
-
Proxmox VE(Virtual Environment) 仮想化環境の
完全なオープンソースプラットフォームで、
いま大注目のソリューションです。 -
Proxmox Backup Server VMやコンテナ、物理ホストも含めた
バックアップ・リストアのための
バックアップソリューションです。 -
Proxmox Mail Gateway メールセキュリティソリューションです。
-
Proxmox Virtual Environment
大注目の仮想化ソリューション。
高い機能性×信頼性×安定性×拡張性Proxmox VE とは。その特徴
- Proxmox VEは高可用性クラスタ(HA)、分散型ストレージシステム(Ceph)の統合、バックアップとリストアの自動化など、企業レベルの機能を豊富に提供しており、小規模から大規模な環境まで対応可能です。
- オープンソースコンポーネントで構成されており、ユーザーがコードにアクセスし、必要に応じてカスタマイズや拡張を行うことができるため、多くの企業にとってこの点は大きな魅力となっています。
- 活発なコミュニティと定期的なアップデートにより支えられており、最新の技術トレンドも迅速に対応しています。これにより、ユーザーは常に最新の仮想化技術を利用することが可能となります。
Proxmox VE の主要機能
①コスト効率が良いです
- CPUソケットベースの商用サポート(専用レポジトリ提供) 費用のみです。
- オープンソースのためノンサブスクリプションでの利用も可能です。
②高い柔軟性とスケーラビリティ
- 2ノード、HCI、3Tier構成により小規模から大規模クラスターまで対応できます。
- 仮想化とコンテナ技術の統合により、リソースの最適化が可能です。
③直感的な管理ができます
- 高機能でありながら構成はシンプルです。
- WebベースのGUIによる簡単な管理が実感いただけます。
- どのノードからでもクラスタ全体の管理が可能なマルチマスターデザインです
④導入は簡単。運用も簡単です
- スケールアウトも簡単。スモールスタートが可能です。
- 外部ストレージやSANスイッチ、管理サーバなどを別途用意する必要がないため、メンテナン スや日々の運用がシンプルになり、業務負担が減ります。
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Proxmox Backup Server
商品(BS)の詳細は
こちらです -
Proxmox VE専用。高度なデータ保護バックアップソリューション
Proxmox Backup Server とは。その特徴
- Proxmox Backup Serverは、 Proxmox VE専用のバックアップソリューションです。
- Proxmox VE環境とシームレスに統合される設計です。
- 管理インターフェースもシンプル。直接、バックアップとリストアの操作を行うことができます。
- 仮想化基盤上のコンテナや仮想マシンはもちろん、物理マシンのバックアップにも対応します。
- バックアップやリストア実行が簡単です。バックアップデータは重複排除されるため効率的です。
Proxmox Backup Server の主要機能
① 評判の良いインクリメンタルバックアップ方式です
- 毎回、全データをバックアップするのではなく、最後のバックアップ以降に変更されたデータのみを対象とするインクリメンタルバックアップ方式を採用しています。
- この方式により、バックアッププロセスの効率が大幅に向上し、必要なストレージ容量が削減されます。
- バックアップ時間も最小限に抑えることができます。
② コスト効率が向上します
- 重複するデータを一元化する技術が採用されています。
- 同じファイルが複数存在する場合、そのファイルの一部を保存し、重複する内容は削除してくれるため、バックアップストレージを有効活用することができます。
- バックアップの保存領域を大幅に減少させ、コスト効率の向上に結びつきます。
③ 暗号化プロセスは自動!データ漏洩を防止します
- 転送中および保存中のデータを暗号化します。
- 暗号化により、機密データが外部に漏洩することを防ぎます。
- この暗号化プロセスは自動で行われるので特別な操作は不要。手間なくデータの安全が保たれます。
④ バックアップデータを可能な限り小さく
- 転送中および保存中のデータを暗号化します。
- 暗号化により、機密データが外部に漏洩することを防ぎます。
- この暗号化プロセスは自動で行われるので特別な操作は不要。手間なくデータの安全が保たれます。
⑤ 違和感なし!なじみのあるWebベースで直感管理
- スケジュール管理機能も搭載。
- 定期的なバックアップが自動で行われ、データの保護が常に最新の状態に保たれます。
- Webベースの管理インターフェースなので、バックアップの頻度や時間設定も簡単です。
⑥ リモート同期可能。災害時のリスク分散対応もぬかりなし
- データの安全性をさらに高めるために、リモート・レプリケーション機能も搭載しています。
- そのため、異なる地理的場所にデータを複製し、災害時のリスク分散を図ることも可能。
- 万一の自然災害やその他の不測の事態が発生しても、データの安全性を確保できます。
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Proxmox Mail Gateway
商品(MG)の詳細は
こちらです -
ゲートウェイ型のメールセキュリティソリューション。あらゆる脅威から守ります
Proxmox Mail Gateway とは。その特徴
- Proxmox Mail Gatewayはゲートウェイ型のメールセキュリティプラットフォームです。
- スパム、ウイルス、フィッシング、トロイの木馬など、さまざまな脅威から組織のメールサーバーを保護する包括的で強力なメールセキュリティソリューションです。
- 単一のサーバでも、無制限の電子メールドメインと1日に数百万件のメールを処理可能な処理性能を誇ります。
- 柔軟なサブスクリプション体系で、システムとビジネスの変化に柔軟に対応します。
Proxmox Mail Gateway の主要機能
① スパム防御機能
- 高度なスパムフィルタリング機能が搭載されています。
- 複数のスパムフィルタエンジンが組み合わされており、スパムメールを効果的にブロックしま す。
- 機械学習を活用して、新しいスパムトレンドに迅速に対応もします。
② 複数のアンチウイルスエンジン搭載!心配無用
- すべてのメールは、添付ファイルを含めてウイルススキャンされます。
- 複数のアンチウイルスエンジンを使用しており、メール経由でのマルウェア感染のリスクを最 小限に抑えます。
③ フィッシング詐欺防御機能も
- フィッシング詐欺からユーザーを守る機能も搭載。
- フィッシング攻撃を特定し、ブロックします。
- 偽のウェブサイトに誘導し、個人情報を盗む試みも未然に防ぐことができます。
④ カスタイマイズは自由自在
- メールのフィルタリングルールをカスタマイズすることができ、不要なメールを効率的に管理できます。
- 非常に柔軟なカスタマイズが可能で、組織のニーズに合わせて簡単に設定変更できます。
⑤ 詳細なログ情報。詳細なレポート
- 詳細なログ情報とレポートが利用でき、メールトラフィックの監視と分析が行えます。
- 管理者はメールシステムの使用状況を確認し、必要に応じてセキュリティポリシーを調整でき ます。
⑥ 違和感なし!なじみのあるWebベースで直感管理
- 管理インターフェースはウェブベースです。
- 直感的で使いやすく、専門知識がないユーザーでも簡単に操作できます。
- この使いやすいインターフェースで、メールゲートウェイの設定やポリシーを一括管理できます。
⑦ 高可用性とスケーラビリティ
- 高可用性オプションをサポートしています。
- 企業の成長とともにスケールアップすることが可能です。
- ビジネスが拡大しても、メールセキュリティのレベルを維持することができます。
⑧ 企業ごとの要件に合わせて柔軟にカスタマイズ
- 高度な設定とカスタマイズが可能です。
- 各企業・各組織の特定のセキュリティ要件に合わせて、システムを調整できます。
- 特定のドメインやIPアドレスからのメールを特別に扱うルールを設定したり、スパムメールの処理方法を細かく指定することができます。
PROXMOX 料金とプラン
- 正規代理店として日本円での販売が可能です。1〜5年での一括購入も可能です。
- ライセンス付帯のメーカーサポートとは別に、弊社ナレッジでのサポートをご提供いたします。
- Dell社と協業しハードウェアの動作確認を実施しております。
- ご要望に合わせたハードウェア選定及び構築作業のご提供が可能です。
Premium | Standard | Basic | Community | |
---|---|---|---|---|
エンタープライズ リポジトリへのアクセス |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
機能セットのフル利用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
テクニカルサポート | カスタマポータル | カスタマポータル | カスタマポータル | コミュニティ |
サポートチケット | 無制限 | 【VE】10枚/年 【BS】【MG】15枚/年 |
【VE】3枚/年 【BS】【MG】5枚/年 |
無し |
初回応答目安 営業日内 |
2時間 | 4時間 | 1営業日以内 | - |
リモートサポート(SSH) | ◯ | ◯ | × | × |
オフライン サブスクリプション |
◯ | ◯ | × | × |
料 金 |
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※ クラスタ内は同一レベルのライセンスに揃える必要があります。 また、金額に関しては為替レートの影響で変動する場合がございます。
※ 日本円での金額は為替レートで変動いたします。詳しくはお問い合わせください。

タフスによるPROXMOX導入支援
- これまで15年にわたるサーバ仮想化のソリューション経験を活かし、ユーザ様に最適なProxmox基盤導入の お手伝いを提供します。
- ハードウェア選定からご提案可能です。動作確認済サーバはDell PowerEdge(Intel,AMD)、HPE Proliant等があります。
- KVMベースでの仮想アプライアンスの動作実績もございます(例:Dell OpenManageEnterprise,A10 vThunder)
- Proxmoxだからこそ出来るお勧めの3パターン構成を中心に要望に合わせてご提案させていただきます。
2ノード ローカルディスクHA構成

構成のポイント
- 共有ストレージ不要の2ノードでのHA構成
- VMのライブマイグレーションが可能
- 最小1分単位での仮想マシンレプリケーションにより障害時のデータロスを最小限に他ノードでの復帰処理を実現
- クォーラムデバイスをProxmox Backupサーバに持たせる事でスプリットブレインを防ぎ冗長構成を確保
- 小規模な仮想基盤が安価かつエンタープライズ品質で実現可能
スイッチレス3ノードHCI構成

構成のポイント
- 3ノードでのHCI構成
- HCIストレージはCephをオールフラッシュで構成
- ストレージネットワークはスイッチレスで25GbEの高速ネットワークを構築
- 高パフォーマンスで高い対障害性をもったストレージサービスをコストパフォーマンスよく提供
外部ストレージ3Tiar構成

構成のポイント
- 高パフォーマンスかつ大容量の外部ストレージをiSCSI接続で利用する構成
- 要件に合わせた性能を持った外部ストレージを選択可能
- マルチパス機能により冗長性を確保
- 大規模構成にもホストを追加する事で対応可能
- iSCSI接続で利用できない仮想マシンスナップショットはProxmoxBackup機能にて代用
PROXMOX 他の製品との比較・移行方法
PROXMOXの性能を、他の製品と比較してみました。下記の表でお確かめください。
機 能 | PROXMOX | 他社製品 | PROXMOXの特徴 |
---|
仮想化技術 | ◯ | ◯ | KVMをベースとした実績ある仮想化エンジンを採用しています。 準仮想化ドライバも準備され高パフォーマンスを発揮可能です。 |
コンテナ | △ | ◯ | LXCを利用し、他社と比較して軽量Linux仮想マシンとして利用するイメージとなります。 Dockerのネイティブ対応はなくコンテナ管理機能は統合されていません。 |
対応OS | ◯ | ◯ | Windows2003〜2025 Linux distribution Unix系OS その他KVMで動作可能なOSに対応しています。 |
GPU対応 | △ | ◯ | 単体ホストでのGPUパススルーには対応しています。 ただしライブマイグレーションには未対応です。 |
TPM対応 | ◯ | 別途キープロバイダサーバが必要 CLIでの設定が必要 |
ソフトウェアTPMに対応しています。 別途キープロバイダ等の準備は必要ありません。 またCLI等必要なくGUIウィザードで設定可能です。 |
ライブマイグレーション | ◯ | ローカルディスクでの対応は無し | ローカルディスク、共有ディスク、Ceph等どのストレージを利用してもライブマイグレーションが可能です。 |
テンプレート機能 | ◯ | 管理サーバが必要 | フルクローン、リンククローンに対応 |
HA | ◯ | ローカルディスクでの対応は無し | レプリケーションとの組み合わせによりローカルディスク構成でもHAが利用できます。 |
Web管理 | ◯ | 一部製品では専用アプリが必要 | 標準でWebUIを提供しています。 管理用アプリは必要ありません |
管理サーバ | ◯ | 別途管理サーバが必要 | 統合管理サーバは必要ありません。 ホスト単体でクラスタ全体の管理が可能です。 |
API | ◯ | ◯ | 管理APIを備えています。 TerraformやAnsible等でユーザでのカスタマイズ管理やオートメーション化が可能です。 |
CLI | ◯ | ◯ | 管理コマンドで全ての操作が利用可能です。 ShellはLinuxベースで操作可能です。 |
オーケストラレーション | × | ◯ | 製品としてオーケストラレーション機能およびオプションはありません。 API等で個別に作成する必要があります。 |
一元管理 | ◯ | オプション製品での対応 別途サービスアプライアンス等が必要 |
ホスト毎のネットワークを一元管理可能です。 各ノード間で設定が同期されます。 また追加ライセンス等は必要ありません。 |
VLAN | ◯ | ◯ | VLANはVnet毎に構成可能です。 VXLANにも対応しており、EVPNとの組み合わせも可能です。 |
ルーティング | ◯ | オプション製品での対応 別途サービスアプライアンス等が必要 |
BGPを使ったEVPNにも対応しています。 VXLANと組み合わせることによりオーバーレイネットワークが構築可能です。 |
分散ファイアウォール | ◯ | オプション製品での対応 別途サービスアプライアンス等が必要 |
仮想マシンやコンテナ毎に個別にセキュリティルールを構成可能です。 標準機能として提供されています。 |
ローカルディスク | ◯ | 仮想マシン置き場としての利用のみ 高機能な機能提供はない |
LVMおよびZFSに対応しております。 ZFSは高い信頼性と柔軟性を持ったストレージで、 スナップショットやレプリケーション機能も利用できます。 |
外部ストレージ | △ | ◯ | iSCSIベースでの外部ストレージに対応しています。 ただし一部制約(スナップショットが利用不可)が存在します。 |
NAS | ◯ | 未対応の製品あり | CIFS、NFSといったNAS利用が可能です。 NASへのバックアップ機能等もネイティブに利用可能です。 |
HCI | ◯ | 上位ライセンスや容量ライセンスが必要 | Cephを利用したHCIが利用可能です。 利用に際しても標準機能となっており容量によるライセンスも必要ありません。 |
VDI | × | ◯ | Proxmoxに統合されたVDIは現在ありません。 既存製品の固定デスクトップとして利用することは可能です。 |
バックアップ | ◯ | 別途サードパーティ製品やオプションが必要 | バックアップは標準機能で対応しており以下ストレージに取得可能です。 ローカルディスク、NAS、外部ディスク、Ceph ProxmoxBackupServerを利用することで差分バックアップや重複排除、圧縮、リモートレプリケーション等を利用することが可能です。 |
PROXMOXの移行方法は、次の通りです。
1. Proxmox純正Importツール
- Proxmoxの標準ツールとして準備された、vSphere仮想マシンのインポートツールです。
- 移行に際しまして、移行元の仮想マシンは、停止している必要があります。
- ダウンタイムがあっても構わないという場合の移行に最適な方法です。

2. Veeam Backup&Replication
- Proxmoxへのリストア機能に対応しています。
- Veeamで対応している仮想基盤および物理サーバから、Proxmoxへのリストアが可能です。
- ダウンタイムを極力減らしたい場合に最適な方法です。
- こちらですと、事前移行テストも可能です。


PROXMOX よくある質問
PROXMOXについて
まずは、話を聞いてみたい
PROXMOXお問い合わせフォームからご連絡ください。 ご希望に応じてオンラインミーティングも可能です。
PROXMOXの商用サポートはどのようなものですか?
サブスクリプション購入による商用サポートは以下が提供されます。
・チケットベースでの開発元メーカーサポート対応
・安定版パッケージを提供するエンタープライズリポジトリの利用
オフライン(クローズド)環境で利用することは出来ますか?
はい、可能です。 オフラインサブスクリプションが必要となりますので、Standard以上のライセンスをご購入ください。
Proxmox VEについて
Proxmox VEでの推奨HW要件を教えて下さい。
システム構成にもよりますが、公式 の代表的な推奨要件は以下となっています。
CPU: Intel 64 or AMD64 ※要Intel VT/AMD-V CPUフラグ
メモリ:ホストOS用2GB以上 + ゲストOS用メモリ
ストレージ:
・高速で冗長性のあるストレージ
・BBUを備えたハードウェア RAID、または ZFS および SSD キャッシュを備えた非 RAID
※ゲスト用ストレージには、共有ストレージおよび分散ストレージも利用可能
NIC:冗長化されたGbit NIC ※10Gbit以上にも対応
Proxomox VEの最小HW要件(評価用)を教えて下さい。
評価用の最小HW要件は以下となります。
CPU: Intel 64 or AMD64 ※要Intel VT/AMD-V CPUフラグ
メモリ:1GB, ハードディスク記憶域, NIC: x1
サポートされるゲストOSを教えて下さい。
基本的にKVM/QEMUのサポートOSと同じとなります。
※参考: 現行バージョンのサポートゲストOS
1. Linux
・Linuxカーネルバージョン2.4以降のディストリビューション
→特にカーネルバージョン2.6から6.Xの最新バージョンに最適化
2. Windows
・Windows XP, 2000, Vista, 7, 8, 10, 11
・Windows Server 2000〜2025
3. その他
• Solaris、OpenSolaris、OpenIndiana カーネル
ライセンスについて
評価用ライセンスはありますか?
評価用ライセンスはありませんが、オープンソースのためノンサブスクリプションでの利用が可能です。 無償 / 無期限にて利用可能ですので、評価を目的とされる場合はノンサブスクリプションをご利用ください。
注)ノンサブスクリプションでのサポート提供はございません
ライセンス料金のボリュームディスカウントは可能ですか?
ライセンス料金のボリュームディスカウントは可能です。 PROXMOXお問い合わせフォームから、「見積り請求」とご連絡ください。その際、必要なライセンス数をお書き添えください。
システム内でライセンスの混在は可能ですか?
ライセンスの混在はできません。 クラスタ単位で同じレベルのライセンスをご購入いただく必要があります。
移行について
他の仮想化プラットフォームからの移行をサポートしていますか? (例:vSphere, Hyper-V)
vSphereからの移行には、Proxmox純正Importツールが用意されています。 Veeamで対応している仮想基盤および物理サーバについては、Veeam Backup&Replicationを使用した移行も可能です。
既存の仮想マシンを異なるストレージに移行する方法はありますか?
はい、ストレージマイグレーションが可能です。
仮想化基盤なら、タフス。

タフスの最大資産は2つ。「人間力」と「技術力」です。
「設計・カスタマイズ」のことから、「導入・実装・運用・活用提案」まで
『仮想化』 についての件は、専門集団・タフスになんでもご相談ください。
コストや効率を重視するビジネスの現場において「仮想化」は必要不可欠。
「仮想化」 「仮想サーバ」 「仮想化ソフトウェア」 「仮想化ソフト」 「仮想化基盤」 「仮想化技術」 「サーバ仮想化」 「VMware」 「Nutanix」 「Hyper-V」「PROXMOX」 「仮想マシン作成ソフト」 「仮想化インフラ」など、今後ますます『仮想化』は、あらゆるビジネスの現場において必要不可欠になってきています。
『仮想化』についての件は、私たちタフスがお役に立ちます。
ポイントや注意事項などを記載した詳しい資料もご用意しております。

私たちタフスは、
PROXMOX 正式販売代理店です
