平塩熊野神社
寒河江市南西部の山中にある古社で、慈恩寺と同じくらい長い伝統をもちます。
毎年4月3日に奉納される舞は平塩舞楽と呼ばれ、多くの人と神の耳目を潤してきました。
現在受け継がれている舞楽は明治14年に再興されたもので、
平塩一山の人々の手によって大切に守られています。
また、毎年、旧暦の1月15日には賽の神様の豊穣の祭りが執り行われます。
雅な平塩舞楽とは異なり、こちらは子宝のために御神体を取り合う荒々しい祭りとなっています。
古くから周辺の信仰の中心となってきた宗教集落ということで、
いくつものの神社を内包し、数多くの社が配されています。
忠魂碑
大きな神社には必ずある忠魂碑。
ここから、大きな本堂が見えます。
舞楽殿
毎年の舞楽が奉納される場所です。
平塩舞楽は10番の曲目で構成され、山形県指定の無形民族文化財に指定されています。
中でもそのうち6番と7番は、小さな子供が舞う「稚児舞(ちごまい)」と呼ばれ、愛されています。
また、閏年には太平楽と呼ばれる鎧武者たちの舞が奉納され、勇壮な姿を披露してくれます。
本殿
平安時代後期に作られた見事な十王像が2体奉納されている、平塩神社本殿です。
隣にそびえる大樹と共に歴史を刻んできたと考えると、その重みが一層感じられます。
両脇には「白枝神社」と「八幡神社」という二つの社が、本殿を守るかのように配されています。